ガーデンレポート2025.4.27

鉢伏山の残雪が輝く2025年4月27日、今シーズン初となる「たじま高原植物園のフォトレポート」に入りました。

雪解けからまだ二週間しか経っていない園内は、木々の葉もまばらで多くの季節の花たちも寝坊しているようです。
そんな中、春の森の早起き番であるクリスマスローズが、訪れる人々を健気に出迎えてくれていました。

園内を歩いていると、ワンちゃんを連れた方々の姿が多く見られます。冬の間、この植物園は犬の散歩で大盛況だったとのことですが、その賑わいは春になっても続いているようです。

葉の少ない今の園内は、いつもより明るく広々と感じられました。
温かな春の日差しの中、いつもと違う特別な時間を楽しむ絶好の機会です。

園内のベンチで談笑していた女性たちに「お写真よろしいですか?」と声をかけると、「いつもの仲良し3人組で楽しんでます」と快く応じてくださいました。また別の場所では、家族連れやカップル・ご夫婦が思い思いに散策し、記念写真を撮り、会話を楽しんでいる姿も見られます。

昨年完成した水芭蕉を鑑賞できる木製の遊歩道では、可憐に咲く水芭蕉の姿も見ることができました。
二人の男の子兄弟がお父さんをエンジンにしてキャンプカートでドライブをしていました。撮影をさせていただいている間、何度も何度も満面の笑みで手を振ってくれました。

園のシンボルである千年の歴史を持つカツラの巨木も、新しい撮影スポットから眺めることができるようになっています。
高い位置から見下ろすその姿は、また違った魅力があります。

二組のカップルが園内の様々な場所で写真撮影を楽しんでいる様子も印象的でした。撮る側も撮られる側も慣れた様子で、本当に楽しそうに園内での一時を満喫していました。
その姿があまりに素敵だったので、複数箇所で撮影に便乗させていただきました。

少し不機嫌そうな表情のワンちゃん。撮影ではカメラ目線。「撮らせてくれてありがとね」

もうじき木々には新緑が増え、今は眠っている花々も次々と目を覚まします。
本格的なシーズンの賑わいも楽しみですが、この明るく広々とした植物園の景色を楽しめるのは今だけ。
葉の少ない木々の間から差し込む陽光、開放感あふれる園内の様子など、今この瞬間にしか味わえない特別な春の表情を、楽しみましょう。