目次
1. 植物プロフィール(基本情報)
- 名称: 藪萱草(ヤブカンゾウ) / Daylily / Hemerocallis fulva var. kwanso
- 分類: ススキノキ科(アスフォデルス科) ワスレグサ属(※旧分類ではユリ科)
- 特徴:
- 花の色: 橙色(オレンジ色)に赤褐色の模様が入る八重咲き
- 開花期: 7月~8月頃
- 分布地: 日本全国(北海道〜九州)、中国大陸など
2. 花言葉と由来
- 花言葉: 「愛の忘却」「順応性」「宣告」
- 由来: 花言葉の「愛の忘却」は、朝に咲いて夕方にはしぼんでしまう一日花(いちにちばな)であることや、美しい花を眺めていると憂い(悲しみや思い悩み)を忘れてしまうという中国の古い伝承に由来します。また、どんな環境にもしっかり根を張って力強く育つ性質から「順応性」という花言葉も付けられています。
3. 文化・人との関わり
- 暮らしでの利用:
- 古くから若芽や花蕾(つぼみ)が食用や生薬として利用されてきた歴史があります。春の柔らかい若芽は「酢味噌和え」や「天ぷら」などに、夏のつぼみは茹でて和え物にしたり、乾燥させたものが中華料理の食材「金針菜(きんしんさい)」として親しまれてきました。
- 生薬としては、乾燥させた花蕾を「萱草花(かんぞうか)」と呼び、むくみや清熱に用いられてきた伝統があります。
- 文学・作品での登場:
- 『万葉集』において「忘れ草(忘れ草/萱草)」として数多くの歌に詠まれています。「憂いを忘れるために衣服や身につけておく草」として登場し、愛しい人を想う切ない歌や哀愁を帯びた歌の中で親しまれてきました。(※『万葉集』の忘れ草は、本種ヤブカンゾウや近縁のノカンゾウなどを指すとされています)
⚠️ 【重要・絶対厳禁】安全に関するご注意
本記事で紹介している薬用・食用などの利用法は、あくまで歴史的背景や伝承に基づく解説です。
野外での自己判断による採取や、ご自身での服用・調理・使用は大変危険ですので、絶対に絶対におやめください。
類似の有毒植物との誤認や中毒により、最悪の場合、命に関わる深刻な健康被害を引き起こす恐れがあります。
ℹ️ 【情報の正確性について】
当図鑑では正確な情報の掲載に努めておりますが、植物の分類や由来・伝承には諸説ある場合や、今後の研究により情報が更新される場合があります。掲載内容に誤りや気になる点などがございましたら、お手数ですがお問合せよりご指摘いただけますと幸いです。

